2009年4月16日木曜日

人がものを見ること ~マッピングする~

 
皆さんは本を読んだり、人から新しい考え方を学ぶことをどのように捉えていますか?
新しい考え方を知ると、急にそれまで見えていたことが違って見えることがあります。

そこで、その経験をもとに、私なりに考えてみました。

私は、ひとつの見方をすることを、

『マップ』を持って『マッピングする』という風に考えます。

日頃からたくさんの人に会ったり、本を読んだり、海外に出かけたりすることで
(海外はなかなかお金と時間が難しいですが)

自分の中に『マップ』が増えていって、いろんな場面で「理解力」とか「包容力」が増したり
例え話ができるようになると思います。

マップを沢山持つ人ほど、柔軟にマッピングできると思うので、

日頃生活していて「この話には自分の知らない世界があるかもー?」と感じると
首を突っ込んだら「マップが増やせるかも?!」と思えて、非常に楽しいです。


ある心理学の実験で、見方によって「お婆さん」と「若い女性」に見えるだまし絵があって
これを2つのグループに見せるわけですけど、
グループ1の人達にはだまし絵を見せる前に、普通のお婆さんの絵を見せておき、
グループ2には、同じように普通の若い女性の絵を見せておいて

そしてグループ1と2の人達に

『この絵は何に見えますか?』

とだまし絵について尋ねると、真っ向から対立するわけですが

本当はどっちのグループも本気で

「お婆さんに見える」
「若い女性に見える」

と言っているわけで、でもお互い相手のことを

『何を言ってるんだ?』

と思っているわけで…

でも、こういうことは夫婦間とかビジネス上とか、いろんな人間関係の場面で
普通によくあるわけです(笑)

こういうとき相手のことを

「自分とは違う人間なんだ」

という前提で考えて、底から理解しようとする構えでいくと
問題の大部分は解決しているような気がします。

⇒若い女性と老婆のだまし絵

また、日頃からどれだけマップを増やすようにしてるかも大事だと思います。

テレビゲームで例えたら、たぶん日本よりも海外に、
ゲームで言う《レアアイテム》のマップが、沢山落ちているような気がしていて

英語を話せるようになって、ぜひ海外のマップを取りにいきたいです。

この「マップを持つ」っていう見方自体も一つのマップですよね。
僕の中ではこの見方が、いま一番しっくりしている見方です。

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